STEP5.プログラムを作ろう

これまで、小論文を書く際のルールや考え方について説明してきました。ここでは実際に小論文を作成する手順について説明します。小論文を作成する際に「時間内に書ききることができない」という悩みを持っている方は、小論文を作成する手順と併せて時間配分を意識する必要があります。どの作業にどれくらいの時間をかければいいのかイメージができれば、よりスムーズに小論文を作成することが可能なので、今回はテーマ型小論文を例に細かく試験での流れや作成手順を紹介していきます。

時間配分 試験での流れ ポイント
10~15分 1)問題用紙配布
2)合図
心を落ち着かせる。
実作例
 
試験での流れ ポイント
3)問題を見る。出題形式4パターンのどれかを判断する。 課題をしっかりと読み込み、何を問われているのか十分に理解する。
実作例
「日本語の乱れについて600 字以内であなたの意見を述べなさい」→テーマ型
試験での流れ ポイント
4)問われていることをしっかり理解する。 自分の主張を明確にし、論の方向性を決める。
実作例
自分の意思を的確に相手に伝えるためには、言葉の正確な意味と用法を理解して使用することが大切である。
試験での流れ ポイント
5)テーマから連想できることを考えて書くための材料集めをする。 多角的な視点で挙げる。「定義」「例」「経験や体験」「証明するための理由や根拠」
実作例
「乱れ」とは異なる使われ方をすること。テレビ番組やマンガの影響が大きい。報道番組でも異なった日本語の使われ方を耳にする。無意識に使ってしまう。コミュニケーションに弊害が出る。本来の意味を理解することが大切だ。
試験での流れ ポイント 実作例
①序論・②本論・③結論の3つのまとまりをつくり、字数配分も考える。 ①問題提起、②理由説明、③まとめで構成する。全体の流れを整理して、筋道が通っていることを確認する。
時間配分 試験での流れ ポイント
40分 書き始める。 丁寧に楷書で書く。
時間配分 試験での流れ ポイント
5~10分 見直しをする。 漢字の誤り、分かりづらい表現、読みにくい字、文字数などをチェックする。

①「 序論」日本語の乱れとは本来の意味とは異なる使い方をすることである。よって言葉の正確な意味と用法を理 解して使用することが大切だ。
②「 本論」無意識に誤った言葉遣いをすることはコミュニケーションをとる上で弊害となるため、言葉の正しい意味と用法を理解しておくことは必要である。
③「 結論」相手を問わず的確に意思の疎通ができるよう、日本語が持つ本来の意味を十分に理解して適切な言葉遣いをすることが大切だ。
完成・提出

小論文作例

 日本語には共通して認識されている意味や用法が存在する。しかし、昨今、日本語の乱れとして、それらとは異なる使われ方を見聞きする。自分の意思を的確に相手に伝えるためには、言葉の正確な意味と用法を理解して使用することが大切だと考える。
 この問題の背景には、バラエティ番組や漫画、アニメーション等での言葉の用いられ方の影響があると考えられる。それらの中では、今までに存在しない新しい言葉や、本来の意味や用法とは異なる表現が頻繁に使われている。さらに、適切な言葉を使用すべきである新聞や報道番組でも、乱れた日本語を使用していることがある。これらの影響力は大きく、そこで日常的に見聞きする表現が無意識のうちに染み付いている。その結果、それが誤った言葉遣いであるという意識を持たずに使用している。日本語のあり方も時代の流れによって変化するという意見もあるが、それならばなおさら言葉が持つ正しい意味と用法を理解する必要がある。なぜなら、変化の内容を知らずに言葉を使用してしまうと、誤っているかどうかさえ判断できなくなるからだ。そして、誤った言葉遣いはコミュニケーションをとるうえで弊害ともなる。
 周囲と関わり合いながら生活していく中で、自分の考えを相手に伝えることは不可欠である。それゆえ、相手を問わず的確に意思の疎通ができるよう、日本語が持つ本来の意味を理解したうえで、適切な言葉遣いをすることが大切だ。

(593文字)

小論文作成手順の中でも重要なプロット作り

上記の手順を参考にして時間を意識してもなかなか時間内に完成させることができないという人は、「序論・本論・結論」の流れをまとめるプロット作成がしっかりできていない可能性があります。はじめにプロットを作らないと、内容を考えながら小論文を書くことになり悩む時間も増えるので、思うように筆を進めることが難しくなります。
一方で、プロットをしっかり作成できれば時間配分が楽になる他、精度を落とさずスピーディーに小論文を完成させることができるでしょう。

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