まるごとわかる大学基礎講座

基礎情報

高校卒業後に進学できる進路先としては、大学や短期大学の他に、専門学校、専門職大学、専門職短期大学があります。「そもそも大学とはどんなところなのか」「他の教育機関と違うのか」といった疑問もあるのでは?まずは他の進路先と比較しながら大学の特徴をチェックしておきましょう。

大学・短期大学・専門学校・専門職大学・専門職短期大学の違いと特徴

大学 短期大学 専門学校 専門職大学
専門職短期大学
目的 学術の中心として、広く、深く学芸を研究し、知識、道徳的、および応用的能力を展開させる 深く学芸を研究し、職業または実際生活に必要な能力を育成する 職業もしくは実際生活に必要な能力を育成、または教養の向上 企業の現場で役立つ知識・技術を実務家教員が養成し、専門性が求められる職業を担うために必要な実践的かつ応用的な能力を育成・展開させる
年限 4年~6年 2年~3年 1年~4年以上 4年(専門職大学)
2・3年(専門職短期大学)
単位 卒業単位124単位以上 卒業単位62単位以上(2年制) 年間800時間以上 卒業単位124単位以上(専門職大学)
同62単位以上(専門職短期大学)
学校数※1 803校(国立86、公立88、私立619) 315校(公立14、私立301) 2,754 校(国立8、公立183、私立2,563) 専門職大学16校
専門職短期大学3校
学生数 2,625,688 人(学部) 99,416 人(本科) 607,029人 専門職大学3,120人
専門職短大436人
高校からの進学者数(割合)※2 580,550 人(57.4%) 40,969 人( 4.0%) 175,185 人(17.3%) ※統計上、専門職短大は短期大学に含まれる
学位・称号 学士 短期大学士 専門士、高度専門士(条件あり) 学士(専門職)
短期大学士(専門職)
資格 大学でないと取得できない資格
(高等学校教諭、医師、獣医師、歯科医師、薬剤師 など)
短大・大学で取得できる資格
(小学校・中学校教諭・保育士、学校図書館司書教諭、図書館司書、学芸員 など)
各校、各学科で認定された国家資格や公的資格、民間検定 大学・短大で取得できる資格
各校、各学科で認定された国家資格や公的資格、民間検定など

文部科学省「令和3年度 学校基本調査報告書」

※1 大学は大学院大学含む。専門学校は専門課程を置く専修学校。
※2 全日制・定時制高校の卒業者からの現役進学率。

Check!目的に合わせた選択を -大学選択で大切なこととは-

上の表からもわかるように高校からの進学者数が最も多い大学は、それだけ受け皿が大きいともいえます。そうした大学を選ぶうえで大事なのは、「入れる」大学ではなく、「入りたい」大学を選ぶこと。そのためには、自分の進学目的を考えたうえで、大学の形態や種類、特徴を知り、「入りたい」と思える大学を見つけておくことが大切です。現在大学の学部の数は2600以上。まずは学校案内を取り寄せ、情報収集をしていきましょう。

Check!今さら聞けない大学用語

専攻・コース
学科の下に配置される、さらに特定的な学問分野。
副専攻
主専攻以外に、一定の単位数を条件に学ぶもう一つの専門分野。幅広い学びができるほか、主専攻の研究に別の視点を与えられるなどのメリットがある。
夜間部(二部・フレックス)
夜間の時間帯に授業を行う学部。学費が安く、社会人や経済的な事情から昼間に働きながら学ぼうとする学生などが多く在籍。
ゼミ(ゼミナール)
基本的に2年生(3年生)から各学部の専門分野について教授を中心に少人数で学問を深く学ぶ授業形式。研究発表や研修合宿を行うことも。
フィールドワーク
学術研究のため、そのテーマに即した野外や現地に出かけ、実態を研究・調査したり、インタビューなどをして統計を取ったりすること。
アクティブラーニング
従来の大学の授業の形式のような座学による聴講ではなく、学生同士のディベート(討論)など、学生が能動的に参加するスタイルをとる授業。
専門職大学・専門職短期大学
2019年度より開学した文部科学省認可の新しい高等教育機関。技能と理論の両方を学び、IT、観光、農業など実学の分野で社会経済の変化に応じて事業を革新できる中核的人材の育成を目指す。